◇第四回・買い物について◇
「上の画面が、買い物のシーンよ。これは、フェンリーの道具屋の品揃えね。 道具屋・服屋・鍛冶屋・花屋……など、それぞれの店で品物が違うわ。 貴女の島の生活の仕方によっては、新しいお店もオープンするかも知れないわね。ふふ……」 |
||
「……それにしても……たくさん、ありますねぇ。能力のことを考えなくても、集めるだけでも楽しそう? ……っていうか……ウフフな本ってなんだろ……?」 |
||
「うわっ!!普通に手にとるなよっ!!……っていうか、こんなんで魅力が上がって大丈夫なのか? ひ、人として?!」 |
||
「アリア。それはロディのような思春期の坊やが読む、イヤラシイ本よ。 貴女は見ちゃダメv」 |
||
「よ、読まねぇよっ!!バカっ!!」 | ||
「え……、も、もしかして……、貴方……。……不能なの?」 | ||
「ふ、不能じゃねぇっ!!この若さで不能になってたまるかっ!!」 | ||
「……えっと、何の話?」 | ||
「うわっ!!な、何も……」 | ||
「アリア、ダメよ。男はみんな、狼なんだから。……いくらヘタレだからって、気を許しちゃダメ!」 | ||
(む、ムカツク…………っ!!) | ||
「……というところで、残念だけど。 私、これから用事があるから、コラムに付き合うのは今日までだわ。ごめんなさいね」 |
||
「……え、そうなんですか……。寂しいです、アーチェさん……」 | ||
「もちろん、私も寂しいわ。だけど、またすぐに会えるから、ね?」 | ||
「……はいっ!!そうですねっ!すぐにまた会えますよね!!」 | ||
「えぇ、それじゃあね!!」 | ||
(……はっ!!……マジでどっか行きやがった!! ……ってことは、今度からは、アリアと二人っきり……っ?!) |
||
「じゃあ、ロディ。二人で進行しちゃおうか? ……えぇっと、次回は占いについて詳しくお話しを――」 |
||
「占いのことは、ルゥルゥに任せろぉーっ!!」 | ||
「…………占いって文字が出たときに、この展開になることはわかってたよ。……は、ははっ……lllorz」 |
続く